BUSINESS

事業部門紹介

維持管理・点検事業部

社会インフラの長寿命化対策にDXを導入。
適切な維持管理で“自治体の危機を救える存在”へ

わが国の社会インフラは、今ある施設をいかにリニューアルしながら長く使うかという「ストックの時代」を迎えています。維持管理・点検事業部はそのインフラ資産のストック効果を最大化することを目指し、維持管理・点検に係わる調査・診断・補修計画・補修設計を行う事業部です。

例えば建設から50年以上も経過する橋があったとして、老朽化が進んでいる場合、そのまま放置すれば崩落の恐れが出てきます。すぐ建て替えできれば良いのですが、人口減から来る費用対効果に二の足を踏む自治体が多いのが実情。そうした場合、危険な状態に陥る前に予防保全として適切に修復し、延命化を図ることがポイントになります。一方で、自治体が保有・管理する道路や橋梁といった多くの施設に対して、所有権は発注者である公的機関に残したまま、運営権を民間事業者に委ねるコンセッション(※)が今後増加していくことが想定されます。

当事業部もその流れをいち早くとらえるべく、維持管理と点検にかかわる調査・設計業務に、生産・施工現場で積極的な導入が推進されているDX(デジタル・トランスフォーメーション)化の波に乗って、生産性を上げるためのより具体的な方策を立案。課題解決に向けたシステムの提案から実際の運営までを委託されるような、将来の自治体代行ビジネスを創出するべく誕生しました。約1年半の助走期間を経て2021年秋に本格稼働し始めたばかりですが、今後のニーズにお応えできるコンサルタントとして、スタッフの育成とキャリアアップに邁進してまいります。

※当社のパートナー企業である前田建設工業は、すでに仙台国際空港や愛知県有料道路などのコンセッション事業の運営権を獲得し、請負事業に特化していたビジネスモデルの変革に取り組んでいます。

Entry

ダム ダム