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社員インタビュー ICT事業部編
発注者や利用者に、正確さと見やすさで応える。
3DCADを通してモノづくりを支える喜びを実感
発注者や利用者に、正確さと見やすさで応える。3DCADを通してモノづくりを支える喜びを実感
OUTLINE
ICT事業部で、主にCADを使用した3Dモデル作成や図面整備をしている中井と馬庭。2人に仕事内容ややりがい、目標などを語り合ってもらった。
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中井 一惠
KAZUE NAKAIICT事業部
2012年入社
(キャリア採用) -
馬庭 直子
NAOKO MANIWAICT事業部
2016年入社
(キャリア採用)
入社後に3D技術を習得し、大型案件も手掛ける
- 中井
- 私たちは土木構造物の施工におけるICT化と設計図面の3D化等の要望に応えるため、2021年に発足したICT事業部に異動しました。主に現場に出かけてUAV(ドローン)を用いた地形測量とそれを基にデータ解析を行うチーム、内勤を主にCADオペレーター的業務を担うチームがあり、私たちは後者に属します。馬庭さんは最近、どんな案件を手掛けましたか?
- 馬庭
- 私は近年、工事の進捗に合わせた3Dモデル作成や図面整備に当たってきました。2D資料から3Dに起こすのは自分では正確だと思っても、後から発注者側から「ここが違う」と指摘されて修正を繰り返すなどまだまだ大変だと感じることの方が多いです。CAD経験では先輩の中井さんはどんな仕事を手がけ、どんな点を心掛けてきましたか?
- 中井
- 上下水道のポンプ場から道路や街の整備など、幅広く2D・3D両方の図面に関わってきました。正確性はもちろん、色付けや仕上がりも大切にしています。私はもともと学生時代にグラフィックデザインを学んだのですが、3Dモデルも建物の色や景観を含め実際の色味に近づけ、きれいに仕上げるため、培ったデザイン力も生かせている感じがします。
- 馬庭
- 私は前職で、お客様向けに見積書と一緒に提出するCAD図面を書く機会がありまして、そこでCADを仕事にしたいという気持ちからフジミコンサルタントに入社した経緯があります。3DCAD技術はすべて入社後に習得しました。今も不明点は中井さんをはじめ、設計部の方からも教えてもらって仕事をしています。
3D図面に感動、伝わりやすい等の反応がやりがい
- 中井
- 馬庭さんは仕事の大変さとやりがいをどんなときに感じていますか?
- 馬庭
- CADは正確に書けるところが良さですが、一つ見落とすと大きな失敗につながるところが怖いところ。ただ発注者や官公庁・自治体様に喜んでいただけたという手応えがあったとき、「3D図面に感動した」という言葉が漏れ伝わってくると嬉しいものです。
- 中井
- 私たちの図面は現場の施工管理者向けではありますが、例えば住民や利用者の説明会のために使われることも多くあります。そこで「とても好評だった」という言葉を聞くと嬉しいですね。例えば物と物が干渉し合っている部分の詳細部分などに3Dはとても有効で、現場の施工管理に役立ちます。橋やダムなどの大規模で複雑な構造物は詳細に2Dで書くだけでは、残念ながら誤りが見過ごされてしまう事があるからです。施工の前段階でそういった不整合な箇所が見つけられたり、完成形のイメージを共有できることが強みですし、誰が見ても「わかりやすい」「きれいで見やすい」という声をいただけるとモチベーションアップにつながります。もちろん自分たちが描いた図面を基に道路や構造物ができ、社会インフラに貢献できる喜びも大きいです。
- 馬庭
- 確かにそれはあります。発注者側の声はもちろん、施工者や利用者など現場の声を想定することも重要ですね。コロナ禍が収束すれば、現場の要望も直接聞かせてもらう機会を多く持ちたいです。中井さんは一番印象に残った仕事は何ですか?
- 中井
- つい最近までおこなっていた案件で、トンネルと内部構築物のモデル化と、周りの現況地形から街全体を含めてすべてを3D化できたときは大きな充足感がありました。地下構造など見えない部分を断面化して表現するには想像力と緻密さが必要でしたが、携わる期間も長く、1年近くかかりきりに。でもその分、終わったときは安堵感と達成感が押し寄せてきました。
後輩に3DCAD技術を伝え、ICT事業部の飛躍を期す
- 馬庭
- 3DCADは複雑で難しいところは確かにあり、図面や資料から読み取る力がとても大切だと感じます。将来は中井さんのように、構造物とその周辺全体を3Dモデル化できるようになっていけたらと思います。中井さんの目標は?
- 中井
- 私も図面を読み解く力、頭の中で2Dを立体化する力=想像力はとても大切だと感じます。今後は、自分の技術を後輩に伝えながらもっと案件数をカバーできる体制づくりに貢献できたらと思います。当社は前田建設工業グループのパートナー会社として研修体制を利用できるほか、トレーナー・トレーニー制度のもと新卒者に教える動きも活発になっているので、男女関わらず安心して飛び込んできてもらえたら嬉しいですね。
- 馬庭
- コロナ禍に伴って私たちはリモート勤務が多くなりましたが、その点は大きな影響を受けず安定的に仕事ができました。長く働きやすい環境も実感しています。
- 中井
- 確かにハイスペックのパソコンを会社から支給してもらって、働きやすい環境が維持できました。自宅で仕事ができ家庭との両立も図りやすかったですし、テレワーク勤務ができる点でもCADの仕事はメリットがあると思います。今後はまたUAV測量チームとの連携も深め、さらに需要が高まる3Dデータ化の仕事を軌道に乗せていきたいと思います。
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