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社員インタビュー 維持管理・点検事業部編
施設の維持管理、長寿命化対策にDXやICTを検討し、
資産管理システム導入をビジネス化したい
施設の維持管理、長寿命化対策にDXやICTを検討し、資産管理システム導入をビジネス化したい
OUTLINE
アセットマネジメントの観点から施設の長寿命化を目指す、維持管理・点検事業部。DXやICTの積極的な導入をはじめ、効率よく最適な維持管理の実現をリードするグループ長の遠藤に話を聞いた。
遠藤 勝久 KATSUHISA ENDO
維持管理・点検事業部 グループ長
1990年入社
入社のきっかけとこれまでのキャリアについて
土木工学を学んだ関係で、特に公共事業における設計をしてみたい、それが自分に合った仕事と感じたので当社に入社しました。私が入社した当時はCAD設計が始まったばかりの頃で、手書きとCADを並行して技術を習得しました。以来、約30年にわたり官公庁が発注する下水道や道路の設計委託業務、民間の土木工事の設計業務、また前田建設のパートナーとして設計業務を中心にさまざまな案件に関わりました。
現在の仕事内容について
近年は建設50年以上経つような公共施設も増え、老朽化対策として適切な維持管理が課題になっています。アセットマネジメントとして資産管理システムの導入が必要になっており、設計部から派生する形で、2021年に当社に維持管理・点検事業部が発足しました。そのグループ長として中堅・若手社員と一緒にビジネスづくりを模索しています。
手始めとしてコンクリート2次製品づくりの工場をお客様に、どうしたらコストをかけずにより効率的な設備の維持管理ができるのか検討し、その体制づくりを進めています。例えば保安作業員がタブレットを使って点検・修繕の報告を行い、そのデータをマネージャー側が管理し、次の補修工事計画を立てるといった流れを生み出す仕組みを試行錯誤しています。
やりがいを感じることは?
デジタルを浸透させることで旧体制を変革し、システムをより管理しやすくなるようDX(デジタル・トランスフォーメーション)やICT関係の知識など、今までと違う知識・スキルを身につけるところが大変でもあり、面白いところでもあると感じています。チームで公共施設や工場などの維持管理に役立つ提案ができるようになり、省人化や効率化、長寿命化といった点で人々やお客様に役立てるところがやりがいと感じます。
仕事で心掛けていることは?
私はグループ長として、お客様と向き合う機会が多いので、常にその仕事の目的や内容、お客様の側に立ってご要望を十分に理解することを心掛けています。過去の設計でも要求事項に合致し、発注者様からお褒めの言葉をいただいたときは嬉しく、やりがいを感じました。現部署でもメンバーが達成感を得られるような成果を出せればと思っています。
今後の目標は?
現在、公共施設を運営してきた自治体も人手不足や施設維持にかかるコスト縮減のため、コンセッション事業として例えば有料道路や上下水道施設の運営を民間に委託する動きが強まっています。当事業部もその流れに乗って、民間の力で公共施設を効率的に運営・点検できるシステムを構築し、事業化の道筋をつくることが大きな目標です。
当社は教育フォロー体制や資格取得体制も充実しているので、私自身メンバーと一緒に勉強し、建設コンサルタントとしての技術力に加え、ITパスポートや基本情報処理といったIT分野の技術力向上を目指したいと思っています。
学生へのメッセージ
当社は幅広い公共事業のさまざまな業務に従事することができます。また、教育や指導もしっかり実施できる環境が整っています。社員100名足らずの会社ですが、真面目でやさしい人間が多く、互いに支え合い成長し合えるチームワークが持ち味の会社です。公共事業や社会インフラを支えることに大きなやりがいを感じる人、社会貢献性の高い仕事にICT知識やスキルを生かしたい人も大歓迎です。
一日の仕事の流れ
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08:30
出社、朝礼、メール等の確認
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08:40
グループ会議、全体のタスクと各人の役割確認
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09:30
システムを検討。お客様の要望に応えるためのソフトの機能を確認
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10:30
提案資料やマニュアルを作成
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12:00
昼休み
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13:00
お客様とWebによるリモート会議
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15:00
システム検討と資料作成等
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17:30
終業
趣味のクラシックコンサートに出向く。
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