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社員インタビュー 設計部編
インフラの解析は、責任とやりがいが大きい。
正確さとスピードを大切に知見と技術力を磨く
インフラの解析は、責任とやりがいが大きい。正確さとスピードを大切に知見と技術力を磨く
OUTLINE
原子力発電所の安全性を確保するため、耐震面をはじめとした解析業務を行う設計部の本多。日本のエネルギー供給を担う社会インフラを守るやりがいについて、話を聞いた。
本多 光樹 MITSUKI HONDA
設計部
2021年入社
入社のきっかけは?
大学では土木工学を専攻し、地域の防災をテーマに水害などを想定した対応策を主にソフト面から研究していました。その中で社会インフラを設計したい思いが強くなったことで建設コンサルタントを目指すようになりました。インターンシップや選考を通して出会う先輩方の優しい雰囲気から、“最も自分と合いそう”と縁を感じたのがフジミコンサルタントでした。
現在の仕事内容について
原子力発電所における地中構造物の耐震照査関連業務に関わっています。全体の業務は多岐にわたりますが、現在は解析実行や報告書作成をメインに取り組んでいます。東日本大震災級またはそれ以上の地震が起きたとき、鉄筋コンクリート造の地下構造物にはどのような荷重がかかり、それに耐えられる構造にするにはどのような補強が必要か、複数のソフトを使って解析し、データをまとめて報告書を作成するまでが仕事です。その後は、発注者の施工会社がデータを基に補強工事を計画する流れになります。発電所の地下といってもさまざまな役割の場所があり、すべて同じ地盤、同じ構造物ではないので、そこが設計の面白さであり、同時に難しさだと感じます。
やりがいを感じることは?
東日本大震災以降、原子力発電所には厳しい視線が送られています。一方で日本のエネルギー供給は火力発電だけではCO2排出問題もあり、依然として原子力発電所に頼らざるを得ない状況も続いています。想定される地震に対して安全性が確保できるかどうかは、国土保全上重要な検討事項です。そのため私たちが行う解析にはミスが許されません。そのプレッシャーはありますが、社会インフラを守る責任感と使命感がやりがいにつながっています。
仕事で心掛けていることは?
入社以前から続いている業務に参加しているため、どのような構造物で、過去にどのような検討が行われているか、今は何を検討しているかの把握に努めました。全体像を把握するための勉強や解析の取り組みにより、先輩社員から「入社数カ月でこれだけ、この業務を理解しているのはすごい」とお褒めの言葉をいただいたことは忘れられません。また同期の中で最も早く、発注者への説明会に同席させていただけたことも自信になっています。
個々の仕事に取り組むうえでは、一つに丁寧で正確であること、そのうえでスピード感、さらに他者からの分かりやすさを大切にしています。
今後の目標は?
当社は発電所だけでなく道路や橋脚、トンネル、ダム、下水道にも実績を有しており、確かなノウハウの蓄積があります。私は大学で都市インフラを研究してきたため、下水道の計画にも興味があります。例えば下水道の合流式や分流式といった構造を、防災面からも計画するなど、コンサルタントとして広く社会インフラに関わってみたいと思っています。
学生へのメッセージ
フジミコンサルタントの上司、先輩社員には仕事熱心な人が多いです。若手には優しく接してくださり、業務で分からない点を聞くと自分の仕事の手を休めて丁寧に教えてくださります。また少数精鋭の会社だけに先輩よりさらに上の上司とも距離が近く、これまでの経験を踏まえた高度な知識を気軽に教えてもらうことができます。自分がやってみたい仕事も発信できますし、重要なインフラに関われる可能性は十分あります。そんな当社に興味が湧く皆さんと、一緒に働ける日を楽しみにしています。
一日の仕事の流れ
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08:30
朝礼、メールチェック、社内掲示板の確認
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09:00
解析の実行・照査
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12:00
昼食
神楽坂界隈はお店の種類も豊富ですが、ランチはもっぱら自分で作ってきたお弁当を朝ドラを見ながら食べるのが楽しみ。
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13:00
Excelで解析結果の取りまとめ、Wordで報告書を作成
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15:00
発注者への説明会へ先輩と同席
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17:30
退社
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